2024年（2023年度）
指導者研修会

「2024年(2023年度）指導者研修会」が味の素ナショナルトレーニングセンターにて4年ぶりに開催されました。

参加クラブ数45クラブ、参加指導者数63名、参加選手数72名の合計135名が受講しました。

今回は女子Cクラスにおける新規定の解説及び実技指導ということもあり、女子を対象に2日間の日程となりました。

ジュニア期の重要な要素を習得する機会とあって、参加者の皆様はとても熱心に、また真剣な面持ちで2日間の研修会に取り組みました。

そして、女子審判部の先生方も参加した採点ルール等の説明は、吉村先生を中心に新しい既定に込められた女子選手のステップアップの廂いも込めて、とても意味深い貴重な内容となりました。

基本姿勢や表現力を養う為の指導に携わってくれた、内山海帆先生と内山由綺先生のとても 美しい動きは、子ども逹の瞳に焼き付けられ、これからの目標となった事でしょう。

美しい体操を目指して一流の選手に育ってくれる事を願います。

講師の先生と連盟スタッフのご紹介

Cクラス新規定の制作・考案を指導された先生方

基本姿勢・表現力指導

※敬称略

文章・写真　髙橋 秀実

会場の様子

アンケート調査による集計のご紹介と今後の指導者研修会の有様について

４年ぶりの指導者研修会は、私達スタッフにとっても久しぶりにコーチの先生方や子ども達との触れ合いの場となり、和やかな雰囲気の中でとても意義のあるものとなりました。
２０１９年に開催された研修会から４年間、当連盟は新型コロナ感染症の感染拡大防止に伴う措置として研修会の開催を控えてまいりました。
この間には「２０２０東京オリンピック（開催は２０２１年）」が無観客で開催され、またスポーツを取り巻く環境もコロナ禍に影響され随分変化してきたように思います。

今年は「２０２４パリオリンピック」が観客を入れての開催となりました。男子団体金メダルと岡慎之助選手の個人総合金メダル獲得の快挙は日本中を沸かせました。
しかし乍ら、日本女子の活躍も目をみはる内容だったと思います。
メダルには届きませんでしたが、大会寸前のエースの欠場をカバーし堂々とした振る舞いで精一杯の演技を披露してくれました。２名のジュニア選手の頑張りは日本の女子体操の存在感を示してくれました。

世界の中で通用する選手達を育成する事を目標に新しいＣクラス規定は作成されました。
歴代のオリンピア達の経験と知見を基に「美しい体操」を目指してその要素がたくさん盛り込まれました。
新規定に込められた制作者達の思いや願いを含めて解説された研修会となり、指導者の皆様からも賛同のご意見をたくさん頂きました。

今回はコロナ禍の影響もあり、女子のみの参加となりＣクラス規定の解説に絞り込んで行われましたが、今後の研修会の有様について、多くのご意見・ご希望を頂戴しました。内容を纏めましたので、ぜひご参考として下さい。

今後の指導者研修会を開催するにあたって、スタッフ一同より良い内容のプログラムを準備出来るよう検討してまいります。
「体操ニッポン」を男女共に繋いでいける、ジュニア世代をしっかりと育成し、これからの時代を担っていく役割を果たせればと思います。

アンケート調査